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2021年03月31日
ロープアクセスに使用する道具
「TRAWEはロープアクセスの工事で降りられない場所はありません」
という話をお客様にすると
「屋上に丸環がないので、ロープを結びつけられないと思います」
「屋上に何もないのでロープは無理じゃないでしょうか」などなど、不安に思われる声を聞く事があります。
ロープアクセスは屋上などにロープの片端を固定し、反対端を下に垂らし、そのロープに身体を預けて降りるというのが基本です。
屋上にロープ端をしっかり固定出来ないとそもそもロープ作業は出来ません。
ただ屋上に固定する設備がないからロープ作業は無理、と諦める必要は全くございません。
ロープの取元がなければ作れば良いだけの話です。
こちら、弊社がよく使わせて頂いております「クールパレス」という、コンクリートの躯体に脱着可能なアンカーになります。
ハンマードリルなどでコンクリートの躯体に穴を空け、こちらを打ち込みます。
打ち込んだ穴の中でクールパレスの先端がロックされ、躯体に固定されます。
これがロープの取元になります。
荷重に関しても2tの重さまで大丈夫です。
作業が終わったら取り外し、設置の為に空けた穴を塞いで補修して完了です。
PETZL公式クールパレスの使い方です
通常のブランコ業者では無理な場所はたくさんあると思いますが、TRAWEは国際ロープアクセス協会のハイレベルな技術資格の認定を所持しています。
どんな場所でも、経験と道具と知恵と知識で工夫します。
「ウチなんかロープでの工事は無理だよなぁ」と諦めないで下さい。何かしらの策を見出して施工可能に致します。
お気軽にご連絡下さいませ。