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2021年03月29日

シーリングブリッジ工法

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建物の笠木部分には、アルミ材などの防水端部材で被せて施工されている所が多いかと思います。

 

笠木の劣化を守る役目等があるのですが、ジョイント部分のシーリングが劣化しているケースも少なくありません。

 

金属で出来ている分、熱による膨張や収縮もおきやすい為、既存のシーリングが断裂してしまったり、傷んでしまうケースが多いです。

 

そんな箇所に有効な施工法がシーリングによる「ブリッジ工法」です。

 

その名の通り、橋を架けるようにシーリング材を盛り付ける工法で目地底が浅い箇所や、厚みが付けられない形状の箇所、収縮が起きやすい箇所等に有効です。

①笠木のジョイント部分です

②、③ジョイント部分の両サイドにバックアップ材を並べ配置します

④プライマー塗布後、新規のシーリング材を充填します

 

 

⑤ヘラでしっかりと空気が混入しないようにならします

⑥シーリング材が乾燥したら、バックアップ材を撤去し、取り合い部分に新規シーリング材を充填します

⑦ヘラでならします

⑧テープを撤去して完成です

 

 

通常の生活をしていてなかなか気が付きませんが、建物には様々な物が設置・配置されています。

何かが設置されているという事は、その設置面(箇所)にはそれなりの処理がなされているという事です(ベントキャップ廻りのシーリングや、窓廻りのシーリングもそうですね)。

それぞれの場所に、それぞれ適した施工をするという事が大事になってきます。