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2021年03月16日

浮いているタイルの奥

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タイルの話が続きますが、ちょうどタイル面の施工が現状多いので載せておきます。

 

表面からは浮いている状態がわからないというお話を前回させて頂きました。タイルの「打診棒」で叩くと、浮いている部分は空洞がある、乾いた音がします。

 

ちょうど夏場にスイカを切る前に、叩いて身が詰まっているかを確かめる方法があります。身が詰まったスイカと、スカスカのスイカでは音が全く違いませんか?

同じように健全なタイルの音と、中に空洞が出来て浮いているタイルの音は全く違います。

 

ちなみに…

打診してみて「浮いている」と判断された部分のタイルを剥がしてみるとこんな状態でした。

完全に鉄筋が錆びて膨張し、裏からタイルに圧がかかり付着力が低下し浮きが生じた形です。鉄筋が錆びているという事は、クラックからも湿気等が入り、長年膨張と収縮が繰り返されたという事でもあります。そもそもの施工もあまり良い形ではなかったかもしれません。

 

改めて露出している鉄筋部分を錆止めし、躯体部分を成形しなおし、適切な形にてタイルを貼っていきます。

 

自分の建物のタイルが心配だという方がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお声がけ下さい。

足場の設置不要でロープアクセスにて無足場でタイルの打診調査、施工まで承ります。