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2021年03月15日

タイル浮きのお問い合わせ

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写真は先日お問い合わせ頂いたマンションのタイルの浮きですが、これはなかなかの状態でした。早急に手を打ちませんと、剥落して下を通る人間に怪我を負わせかねません。

 

外壁のタイルの不具合は、写真のように一見して割れていたり、剥がれていたりすれば一目瞭然ですが、見た目は全く問題なくても中に空洞が出来ていわゆる「浮き」状態になっていることも少なくありません。

これには様々な原因がありますが・・

 

①温度・湿度によるもの

昼間、太陽光を受ける事によって熱膨張が生じます。夜間は逆に躯体より先にタイル部分が収縮する為、そのくり返しにより付着力が低下します。

また、磁器タイルとコンクリートの熱による伸縮係数の違いもありますのでモルタルと磁器タイルの間には隙間(浮き)が生じやすくなります。

 

②地震などの外圧による

建物の揺れやねじれ、振動により、コンクリート躯体とタイル層との間の付着力が低下します。

 

③凍結・融解による

クラック(割れ)などから侵入した湿気が凍結(膨張)・融解(収縮)を繰り返す事により付着力が低下します。

 

④そもそもの施工不良による

タイル貼付用の接着剤(モルタル)などの塗りおき時間が長かった場合や、接着剤への異物混入、施工時に充分にタイルを圧着しなかった、躯体コンクリート壁に残った型枠離型剤をしっかり落とさないまま施工してしまったetc…

 

などが主だった理由として挙げられます。

 

いずれにしましても、定期的に打診調査をしてしっかりと劣化の状況を確認し、適切な補修を行わないと、タイルが剥落して通行人に怪我を負わせてしまうなどと言った事故に繋がりかねません。

 

TRAWEでは足場を組まずに、無足場によるロープアクセス工法にて、短時間で打診調査・報告書の提出まで承ります。

勿論、結果に基づいた施工までお引き受け致します。

打診調査の為にわざわざ足場を設置する手間などございません。

是非お気軽にお声がけ下さいませ。